イトーキは1月16日、本町の同社ショールーム(大阪市中央区淡路町1、TEL 06-6223-3181)で医師、杉本真樹さんを招きセミナーを開く。
企業の枠を超えたオープンイノベーションの実現を目指す同社。今回は医療分野に注目し、最先端医療技術の研究・発展に寄与している医師、杉本さんをゲストスピーカーとして招く。
杉本さんは、最先端のIT技術を医療現場で駆使することでメディアの注目を集めている。3Dプリンターで患者の内臓などを作り、手術前のカンファレンスや手術の訓練に活用している。さらに、体にプロジェクションマッピングを投影しピンポイントに異物を取り除く手術に成功した実績も。2014年には、アップル社から「世界を変え続けるイノベーター」に選出された。医療・教育・ビジネスなどの多分野で、プレゼンテーションやコーチングのセミナーを日本各地で開いている。
講演は2部で構成。第1部は「医療オープンイノベーション:ウエアラブル、プロジェクションマッピング、3Dプリンティング」と題し、医工産学連携を有効活用した最新医療技術開発の最前線を紹介する。モバイル端末やタッチパネル、ロボット技術などの医療活用や、プロジェクションマッピング、ジェスチャーコントロール、ウエアラブル端末などによる直観的医療、3Dプリンターによる生体の再現などについて話す。
第2部のテーマは「人を動かすインセンティブプレゼンテーション」。杉本さんが提唱する「インセンティブプレゼンテーション」は、人に思いを伝え、共感を得て、さらに相手を一歩前へ動かす動機付け(インセンティブ)となるプレゼンテーション手法で、その活用法を伝授する。ワークショップでは、自由参加型の自己アピール法やエレベータピッチ(30秒プレゼン)を行う。
開催時間は18時~21時30分。参加無料。ホームページからの事前申し込みが必要。講演終了後は懇親会を予定する。