「船場博覧会2021」が11月17日から、大阪・船場一帯で開催される。主催は船場博覧会実行委員会。
船場地域は大阪城の築城にともない、豊臣秀吉が京都・伏見や堺などから商業者を集めたことから商業地として発展したという。同イベントは同地域の街の歴史や魅力を伝える街おこしイベントとしてスタート。2006(平成18)年の建築イベントに始まり、2011(平成23)年からは現在の形での開催となり、春と秋の年2回開かれている。
今秋の開催は18~20日、「高麗橋street park(ストリートパーク)」と名付けたイベントを行う。同イベントでは人と車が道路空間を共有。「人と環境に優しい街づくり」を目指した社会実験として開催する。昨年は道を通行止めにして1日だけの公園イベントを開催したが、今年は道路の半分は車の通行に使い、もう半分は歩行者に開放。マルシェやオープンカフェなどの歩行者専用の場所として活用する。
今回も前回に引き続き一部プログラムをオンラインで配信。今年8月にオープンした水辺のレジャー施設「β(ベータ)本町橋」では、親子でかつお節からだしを取るワークショップや読み聞かせイベントなどファミリー向けのプログラムも開催する。
実行委員長の池田吉孝さんは「プログラムはワインセミナーや建築ツアーなどが人気」と説明。「今年はリアルなイベントも充実している。ぜひ多くの人に足を運んでいただけたら」と呼び掛ける。
開催時間はプログラムなどによって異なる。今月23日まで。