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4回目緊急事態宣言再延長 「家飲み」対応、工夫凝らしたテークアウト拡大

ワインを持つ「(食)ましか」スタッフの池田さん

ワインを持つ「(食)ましか」スタッフの池田さん

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 8月2日から始まった4回目の緊急事態宣言が9月12日、再延長された。期間は今月30日までの予定。

華やかな見た目の「日本酒 青い林檎」の盛り合わせ

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 飲食店で酒類の提供自粛要請が続く中、船場エリアでは帰宅の時間帯を中心に、おつまみセットやオードブルセットなどを販売する店が増加。それぞれの店が工夫を凝らした商品を販売している。

 肥後橋のイタリアン「(食)ましか」(大阪市西区)はコロナを機にテークアウト販売に注力。旬の魚のエスカベーシュやマリネ、ポテトサラダなどの一品料理のほか、ボトルワインも販売。スタッフの池田北斗さんは「パスタソースやパテなどが人気で、すぐに食べられるもののニーズが高い」と説明。先のことは分からないとしながらも、緊急事態宣言終了後もテークアウトは続ける予定と明かす。

 淀屋橋の日本料理店「日本酒 青い林檎」(大阪市中央区)の村田賢治店長は、緊急事態宣言の延長は「想定内」と苦笑いする。テークアウトの人気は1人前1,000円から対応する酒のさかな・おかずの盛り合わせなど。盛り合わせの1オーダー当たりの単価は約5,000円で、「ファミリー利用が多いのでは」と話す。「お客さまはランチ利用でテークアウトを知った人のほか、インスタを見て来る方もいる」と説明。酒類提供ができるようになっても、すぐには客足は戻らないことを考え、持ち帰りニーズには今後も応えるつもりだと話す。

 本町の居酒屋「呑み処 なばちゃん」(大阪市西区)は、さばの棒ずし(1,800円)や「家飲み肴(さかな)詰め合わせ」のセット(1,200円・1,800円)などを販売。スタッフの橋本亜紀さんは家での一人飲みのほか、オフィス内の会食などでニーズがあるようだと言う。

 単身世帯、ファミリー世帯共、「家飲み」の機会が増え、各店は新たなニーズへの対応に力を入れている。

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