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堺筋本町の「天ぷら心屋」1周年 揚げ油と衣に工夫、コロナ後のにぎわいに期待も

店長の越智さん

店長の越智さん

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 和食店「天ぷら心屋」(大阪市中央区瓦町1、TEL 06-4708-7978)が6月、オープンから1周年を迎えた。

天ぷら9品が付くランチの「天ぷら旬菜御膳」

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 店舗面積は6坪で、席数は14席。経営は新地で和食店を展開する「心屋」(大阪北区)。

 天ぷらと天ぷらに合う地酒をそろえる同店。ランチは週替わりの限定ランチのほか、「半熟玉子のと旬野菜カレー塩天丼」(750円)や「天ぷら旬菜御膳」(1,000円)など5種類を用意する。店長の越智康介さんは「どのメニューもまんべんなく注文があるが、コロナで夜の外食ができないぶん、昼はいいもんもを食べようかというお客さまが増えた」と明かす。

 夜は、全9品で3,850円と4,950円の2つのコースを用意。今の季節はとうもろこしやオクラなどの夏野菜やハモやサワラ、キスなど旬の魚介類を盛り込む。

 同店の天ぷらの衣は小麦粉と米粉を混ぜたもので、揚げ油には米油を使う。米粉をブレンドすることで「衣がモタっとしない」といい、米油で揚げることで軽い仕上がりになるという。

 越智さんは1年を振り返り「耐え忍ぶしかなかった」と苦笑する。昨年秋から始まった時短要請や、冬からの緊急事態宣言、まん延防止等重点措置に振り回された1年だったと打ち明ける。「早く日常の営業に復活したい。またお客さんとわいわい楽しめる店に戻すことができたら」と期待を寄せる。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~23時(営業時間・酒類の提供時間・利用人数は大阪府の要請に従う)。日曜・祝日・土曜はランチの提供なし。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。

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