割烹(かっぽう)料理店「和 あいだ」(大阪市中央区南本町2、TEL 06-6241-6009)が4月25日、大阪・堺筋本町にオープンして10周年を迎えた。
店主の樽口周平さんは大学卒業後に就職、会社員生活を経た後に料理の道に進んだという。オープン前は割烹料理店で5年修業。その店が移転することを機に、続いて同じ場所で独立したという。店舗面積は8坪で、席数はカウンター15席。
店では昼も夜も、大きな皿に少しずつ料理を盛るワンプレート式の料理を提供する。昼のメニューは「幕の内弁当」(2,750円)の1種類で、約20種類の料理を盛ったプレートと吸い物・ご飯・赤だし・漬物が付く。夜は皿盛り料理にお造りや炊き合わせを別添えにした「(上)一皿会席セット」(5,500円、サービス料別)がお薦めという。
食材は毎朝、樽口さんが鶴橋などの市場に行き旬のものを仕入れる。定番人気は白子を七味で焼いたものといい、「今の季節ならタイやハマチの白子、秋から冬はタラを使っている」と言う。お吸い物にファンが多いといい「秋はまつたけの土瓶蒸しを楽しみにして、毎年来られるお客さんもいる」と打ち明ける。
「分かりにくい場所にあるのでほとんどが常連さん。前店時代から通ってくださる方もいる」と言う樽口さん。「大将の教えと今の仕事を大事にして、これからも地元で愛される店になっていけたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~14時、17時30分~22時(営業時間は大阪府の時短要請に従う。緊急事態宣言中は酒類の提供はなし)。土曜ディナー・日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策としてカウンターにアクリルパネルを設置し、定期的な消毒や清掃、換気などを行って営業する。