「麻婆豆腐 楽園」(大阪市中央区船場中央4)が12月2日、大阪・本町の船場センタービル10号館にオープンした。同所の店舗は、夜は居酒屋「今日喜楽」として営業する。
同店は昼のみ営業するマーボー豆腐専門店。店主の山口芳輝さんは西九条で「大衆居酒屋 楽園」も経営する。店舗面積は約12坪、席数は15席。
山口さんはマーボー豆腐が好きで、2019年の居酒屋開店当時から味を研究。新型コロナウイルス拡大の第1波の際、テークアウトとデリバリーのメニューでマーボー豆腐を提供したことが評判になり、専門店出店につながったと明かす。
同店のメニューは「麻婆豆腐ランチ」(900円)の1種類。「昼に食べるので刺激は抑えて、さんしょうとラー油の香りにこだわった」と明かす。さんしょうは中国サンショウをホールとパウダーの2種類、国産の青サンショウの3種類を使うという。ラー油は自家製で、シナモンや八角などのスパイスをオリジナルでブレンドして作るという。
米は此花区の「五ツ星お米マイスター」の資格を持つ米専門店に依頼してブレンド。店のマーボー豆腐に合うように、時期ごとに一番いいという品種を配合しているという。
客は近隣の会社員が多く、リピーターもできたという同店。山口さんは「店の名前は楽園なので、気を張らずにゆっくりと、お昼にリフレッシュしてもらえたら」と笑顔を見せる。
営業時間は11時30分~13時30分。土曜・日曜・祝日、火曜定休。