大阪・船場センタービルが開業50周年を機に公募で決めた愛称「せんびる」の命名者表彰式が11月28日、行われた。
公募期間は2019年10月4日~今年1月31日。選考と結果発表は創業月の3月に行ったが、新型コロナウイルスの影響のため表彰式は延期。愛称のロゴマーク、ロゴデザイン、サウンドロゴが今秋決まったことを受け、発表を兼ねた表彰式を開催した。
応募総数6200件を超す中から選ばれたのは「せんびる」。ロゴマークのデザインは、ひらがなの「せんびる」を「船」の字に見えるよう組み合わせたもの。ラジオCMなどで使われるサウンドロゴは、「ノーベル製菓VC-3000のど飴」「伯方の塩」などのサウンドロゴを手掛けた浦田博信さんが手掛けた。
命名者の鴻池里世(りせ)さんは「普段から船場センタービルをよく利用している。ホームページを見ていた時に愛称募集を知り、応募しようと思った」と応募の経緯を明かす。「千円でベロベロに酔える『せんべろ』のように、安く楽しめることができるというイメージを込めた」と笑顔を見せる。
公募主催の大阪市開発公社の玉井得雄社長は「船場センタービル付近はタワーマンションもできて人口が増えた。来年春からは日曜・祝日も開館予定。これからの50年に向け、より一層活気のあるビルになれば」と期待を寄せる。