カレー店「SPICY BUCK(スパイシーバック)」(大阪市西区西本町1、TEL 080-7805-1521)が6月20日、大阪・本町にオープンした。
2種の鹿カレー、6種の副菜とスープが付いた「丹波紅の鹿カレー御膳」
BUCKは英語で鹿の意味。同店では鹿肉やイノシシ肉など、ジビエを使ったカレーを提供する。店舗面積は22.5坪で、席数は32席。
同店のカレーは心斎橋のバー「アノニマス」店主の黒田健さんが監修。メニューは「丹波紅の猪SPカレー御膳」(2,700円)、「丹波紅の鹿カレー御膳」(1,850円)、「吉備若鶏カレー御膳」(1,650円)の3種類を用意する。ジビエは丹波の猟師が仕留めた鹿とイノシシを、同店の肉の管理・流通担当トニーさんが熟成させて使う。吉備若鶏は岡山県産の鶏肉。脂ののったハラミ肉を使うため、コクのあるカレーに仕上がっているという。
広報担当の小谷みさよさんは「鹿は害獣として処理され、肉が市場に出ず廃棄されるものが多い。その命を無駄にしたくなかった」と説明する。現在は土曜・日曜・祝日の昼のみ営業。オープン当初は完全予約制だったが、現在は予約無しでも入店可能。営業時間は、肉の流通量などを見ながら拡大も考えているという。
「提携している猟師の腕が良いので、手に入る肉は肉質が良い。おいしくて栄養価が高いジビエの魅力を伝えられるアンテナショップの役割も果たせたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時~15時。祝日を除く月曜~金曜定休。