大阪ガス本社ビル(大阪市中央区平野町4)で10月5日、「Stand for mothers@大阪 防災ワークショップ」が開催される。主催は、若い母親らでつくる一般社団法人「Stand for mothers(スタンドフォーマザーズ)」。
同法人は、2011年4月に東日本大震災で被災した母子への物資支援を機に活動を始めた「ママによるママのための」支援コミュニティー。8月に行った前回の「防災ママ★ワークショップ」が反響を呼び、2回目の開催を決めたという。
同ワークショップでは、子どもたちと防災食を試食したり、オムツやミルクの代用品を作ったりするほか、「防災ママブック」と「防災ママバッグ」の作り方を紹介。「スマートサバイバープロジェクト」の佐藤敏朗さんを招き、被災地・東北についての講話も開く。
「防災ママブック」は、東北で被災した母親たちからの生の声を生かし、地震発生直後から発生1週間までにどんなことに困り、どんな備えが必要なのかをまとめたもの。行政機関などの冊子とは違い、難解な防災用語をママたちの言葉使いに置き換えるなどしており、読みやすく分かりやすい内容になっている。当日は、理解を深めるためにクイズも行う。
「防災ママバッグ」は、実際に被災した場合に、10キログラムもの重さの防災リュックを持ちながら、赤ちゃんをおんぶし、幼子を抱いた母親が逃げるのは困難であることから、必要不可欠なものを精査し軽量化したもの。若い母親たちが、100円ショップなどで安価に防災用品をそろえることができることなど、独自の工夫を楽しく紹介する。
開催時間は、13時~16時(要事前申し込み)。子ども連れ参加可。