「大阪市LGBTリーディングカンパニー認証制度」の申請受付が1月10日、大阪・阿波座の「大阪市人権啓発・相談センター」(大阪市西区立売堀4、TEL 06-6532-7631)で始まった。
「LGBT(性的少数者)」にかかる取り組みについて先進的・先導的に推進している、大阪市内にある事業所または市内に事業所を持つ事業者が対象。全20項目の認証基準に適合する項目数が10以上であれば三つ星、4以上9以下であれば二つ星、1以上3以下であれば一つ星として認証する。
認証基準は、商品やサービスの提供に関する項目、雇用主としての取り組み、PRやイベント参加などそのほかの取り組みに関する項目を設ける。項目の認定はチェックシートへの記入と適合を証明する関係書類で審査する。
認証事業者・事業所には、認証書(有効期間3年)を交付するほか、大阪市ホームページなどでの情報発信、求職者への情報提供などを行う。認証事業者・事業所は商品、広告、事業場、ホームページ、求人情報などで認証を受けた旨を表示できる。
大阪市民局ダイバーシティ推進室の森浩一課長は「大阪市はLGBT当事者の生き方を尊重する社会の実現を目指し、パートナーシップ宣誓証明制度やLGBT支援サイト、事業者向けガイドブックの作成などの施策を行ってきた。民間への働きかけでさらに当事者が生きやすく、住みやすい市になれば」と話す。
市では2月28日までに申請を受け付けた事業者などに対して3月中に認証を行う。申請は来所または郵送で受け付ける。受付時間は、9時~12時15分、13時~17時30分。