大阪を南北に走るメインストリート・御堂筋で11月4日、「御堂筋オータムパーティ2018 御堂筋ランウェイ」が開催された。
会場となったのは、北久宝寺町3交差点付近に設置されたメインステージから南におよそ400メートル先の新橋北交差点までの区間。全線車両通行止めにして、車道の中央を残して歩行者に開放した。来場者数は約40万人。
スタートとともに司会のお笑いタレント・今田耕司さんが「大阪に万博来てほしいですよね」と呼び掛けると、来場者から歓声が上がった。開幕のあいさつには松井一郎大阪府知事が登壇。「日本の人口の半分は来ているんじゃないか」とジョークを挟みながらも「年々盛り上がっている」と感想を述べた。
第1部の最初に披露されたのは、170人以上のトランペット奏者によるファンファーレ。「最も長いファンファーレ・トランペット奏者の列(バルブ式)」として、ギネス世界記録である146人超えに挑戦した。イベントの最後には、172人でギネス世界記録として認定された。
繊維の街・大阪をアピールする目的で行われたファッションショーでは、ゲストモデルとして大谷亮平さん、森星さんが登場。大阪のデニムブランドの衣装に身を包み、御堂筋のランウェーを歩いた。お笑い芸人・千鳥の2人も、デニムのスーツで身を飾り会場を盛り上げた。
続いて、OSK日本歌劇団、梅花女子大学チアリーディング部、大阪府立今宮高校と久米田高校のダンス部によるコラボレーション、大阪芸術大学によるパフォーマンスが繰り広げられた。体験型恐竜ライブエンターテインメント「DINO-A-LIVE(ディノアライブ)」による恐竜の登場には、大きな咆哮(ほうこう)やリアルな動きに、沿道から歓声や悲鳴が上がる一幕も。当日だけの特別な演出で来場者の注目を集めた。
第2部・スペシャルライブに登場したのは、大阪出身のアーティスト「コブクロ」。今年で結成20周年を迎えた2人による「コブクロ史上最大級のストリートライブ」が実現した。御堂筋を縦断しながら全6曲を熱唱。来場者も一緒に口ずさむなど、「400メートルのライブ会場」は一体感に包まれた。
イベントの最後を飾ったのは、2025年大阪万博誘致アンバサダーのお笑いコンビ「ダウンタウン」。集まった来場者に「去年より多い」と驚きつつ、御堂筋を北上しながら沿道の声援に応えた。今月23日に迫った開催地の決定を前に、松井知事、吉村大阪市長とともに大阪万博の誘致をPRした。