9月4日に上陸した台風21号の影響で大阪・船場エリアにも被害が発生し、現在復旧作業が進められている。
肥後橋・土佐堀通り沿いにあるビルの解体現場では風の影響により足場が倒壊。5日現在は道路を一部車線閉鎖し、クレーン車などで片付け・復旧作業を進めている。
靱公園では風によって10本以上の樹木が根元から倒れ、通路をふさぐ、花壇が壊れるなどの被害が出ている。中には直径50センチ以上の倒木もあり、台風の威力が感じられる。大阪市によると、市内の公園における樹木の倒木数は約180公園300本になるという。
四つ橋筋、御堂筋などの通りに植わる街路樹にも被害が見られた。片付けは順次進んでいるが、路上や植え込み、中央分離帯に折れた枝などが残っているため、オフィス街を歩く中でも足元には注意が必要な状況となっている。
大阪市の吉村洋文市長は台風で発生したゴミについて、「緊急事態であることに鑑み、各事業センターの人員などを増強し、無料で回収対応する」とツイッターで発言している。