大阪・淀屋橋に11月29日、薄さ2ミリの老眼鏡「ペーパーグラス」の企画製造を手掛ける西村プレシジョン(福井県鯖江市)の関西1号直営店「ペーパーグラス大阪 淀屋橋odona店」(大阪市中央区北浜4、TEL 06-4707-6107)がオープンした。
「繁華街ではなく、落ち着いた場所でゆっくりと見てもらえる立地」として、淀屋橋odonaへの出店を決めたという。「これまでの老眼鏡のイメージを払拭(ふっしょく)し、機能性を追求する男性や、老眼鏡にもファッション性を求める女性に、鯖江の職人の技と新たな価値観を提供したい」とも。店舗面積は約56平方メートル。
店名でもある主力商品「ペーパーグラス」は、2012年9月の発売から約4年で累計3万本を販売。最大の特徴は折り畳むと2ミリという薄さで、長財布や胸ポケットにもスマートに収納できる。付属の携帯用ケースに収納しても8ミリという薄さだ。
同店では、フレームと希望の度数のレンズを選んでもらいオーダーを受ける。店内にはペーパーグラスの新作や、専用ケース・グラスコードなどのアクセサリーのほか、鯖江の職人が手掛けた商品も並ぶ。
視力のいい人にとっては初めての眼鏡選びが老眼鏡になる。同社経営企画部部長の吉田さんは「眼鏡に縁がなかった方が入りやすく、相談しやすい場を提供できれば」と話す。「老眼鏡の度数を選ぶ際は、どの距離のものをはっきり見たいかで選ぶと失敗しない。実際に試してみるのが一番」とも。
営業時間は11時~21時(土曜・日曜・祝日は20時まで)。