ダイニングバー「カミツレ ノ サケ」(大阪市西区靱本町1、TEL 080-5746-7277)がオープンして3カ月がたった。
店舗面積は8坪で、席数は12席。10月5日にオープンした。店主の高和希さんはバーや酒販店で16年勤務し、酒類全般を扱ってきたという。店のコンセプトは「日本酒とお料理のペアリング」で、高さんはソムリエ資格と複数の日本酒利き酒師の資格を持つ。コンセプトの背景について、「日本酒はユネスコの無形文化遺産になるなど世界に誇れる酒。もっと日本酒の魅力を伝えたい」と話す。
日本酒(600円~)は常時40~50種類そろえる。「初めてのお客さんには、日本酒3種類、前菜3種類を組み合わせた飲み比べセット(2,200円)を薦めている。スタッフは全員利き酒師の資格を持っているので何でも聞いてほしい」と高さん。「今の季節、熱かんやぬるかんにするなら秋田の飛良泉(ひらいずみ)という銘柄がお薦め。米のうまみとナッツのような風味を感じる酒で体の芯まで温まる」と話す。料理はカツオだしで野菜を炊いた「野菜鍋」(1,100円)が冬のお薦めメニューという。
店では利き酒師の資格試験に向けた対策講座を開講するほか、スタッフのソムリエ資格取得も後押ししているという。「今年は万博も開催されるので、日本人だけでなく海外の人にも日本酒の良さを発信していけたら」と意欲を見せる。
営業時間は、日曜~木曜=17時~22時30分、金曜=11時30分~14時と17時~24時、土曜=17時~24時。