日本の伝統的なモノやコトを紹介する「和の素敵(すてき)」(大阪市中央区淡路町2)が9月14日、「お茶を百倍愉(たの)しむためのお稽古」を開く。
4月から原則毎月第4土曜に開かれており、全6回で今回が5回目。単発の受講も可能。「序」「破」の2コースを用意している。
「序」では、初めての参加者に向けて、お茶会に招かれた際に「存分に」楽しむための所作や作法を教える。前半の1時間は、お茶会でのことから茶器などの道具や歴史までを広く学べる講話で、後半は実際に自分でお茶をたてる稽古を行う。「正客」までできるようになることを目指すという。
「破」は、もっとお茶会を楽しみたい、茶の湯のことをもっと深く知りたいという人を対象とした講座。お茶会のお運びや水屋もできるようになる稽古もあり、今後は「後見」までできる稽古も予定しているという。「序」の稽古を踏まえ、それぞれの茶道具の扱い・茶会向けての復習をする。茶道具には、それぞれ準備の仕方や片付けの仕方、扱いについてもそれぞれに違いがある。いつ「お手伝い」をすることになっても間違いなく扱えるよう、茶道具全般の扱いを学ぶことができるという。
講師は藪内流宗匠の福田竹弌さん。開講時間は、「序」=12時~14時、「破」=15時~17時(要申し込み)。会費はいずれも4,000円(お菓子代込み)。
次回の第6回のテーマは「藪内流随竹庵<秋の茶会>へのお呼ばれ」。稽古で学んだことを実践でき、実際のお茶会を楽しめる機会を設ける。