大阪・堺筋本町の「ビジネスプラザおおさか」(大阪市中央区備後町2)で6月29日、「第76回新世紀落語の会」が開催される。
主催は、落語家の桂小春團治さんが代表を務める「新世紀落語の会」実行委員会。若手からベテランまで5人の落語家が、自作や作家作の新作落語を上演する。1999年にHEPホール(北区角田町5)で第1回を開催し、現在は大阪をはじめ東京、横浜などでも公演を行う。
出演者は、桂勢朝さん、桂春雨さん、桂三若さん、林家笑丸さん、笑福亭智丸さんの5人。小春團治さんによると、普段はあまり新作落語を披露しない落語家が自作の落語を披露するほか、社会・政治風刺の入った落語も上演する予定。
会場準備や入場整理、後片付けなどでボランティアスタッフも募集し、ボランティアは特典として無料で同公演を見ることができる。これまでのボランティアスタッフに参加した中には、弁護士や大手企業の会社員もいたという。
小春團治さんは「新作落語をやる人は落語家全体の1割もおらず出演者を集めるのは大変だが、落語初心者にとって新作落語は舞台が現代だったり現代的な演出が入ったりするので分かりやすく、なじみやすい。会場はオフィス街なので、会社員の方も気軽に来場してほしい」と呼び掛ける。
19時開演。入場料は、当日=2,500円、予約=2,000円。予約はメール(sinseikirakugo2010@yahoo.co.jp)で受け付ける。