大阪・本町に本社を置く靴下メーカー「岡本」(大阪市西区西本町1)が5月10日、「第12回足クサ川柳」の選考結果を発表した。
足クサ川柳は、足の臭いや靴下についての悩み、エピソードを川柳で明るく笑い飛ばそうという毎年恒例の企画。12回目となる今年は2万2327作品が集まり、最優秀賞を含む計31作品の受賞作品を決定した。
最優秀賞の川柳は「俺の足 妻と娘が 『クサそだねー』」。平昌五輪で銅メダルを獲得した日本女子カーリングチームから話題となった流行語「そだねー」を取り入れ、思わずクスッと笑ってしまう家族のエピソードを表現した作品が選ばれた。
部門賞では、子どもの足の臭いに気付いた切なさを表現した「遺伝した 事実に気づく 肩車」(家族部門)や、「ブラック企業」が話題になる現代の就職活動を表した「面接で 激務のニオイ 察知する」(就活生部門)などのユニークな作品が選ばれた。
広報担当者の大塚美和さんは「今年から11の部門賞を新設したことで、生活シーンの中のエピソードが増えたように思う。川柳を考えることで靴下や足の臭いについての悩みが生活の中にあることを実感できたのでは」と話す。
「臭いや靴下について考えるきっかけとして、今後も毎年続けていきたい。これからの季節は足が蒸れやすく臭いの悩みも増えるが、靴下で解決できることを知ってもらえたら」とも。
受賞者には、受賞作品をイメージしたオリジナルイラスト入りの表彰盾と、消臭力を高めた同社の靴下「スーパーソックス」、ギフト券などを贈呈する。