大阪・本町の南御堂(大阪市中央区久太郎町4)は4月12日、キャラクター「ブットンくん」のマスキングテープの販売を始めた。
「ブットンくん」は真宗大谷派(東本願寺)大阪教区の公式オリジナルキャラクター。名前の由来は、親鸞聖人の表現で仏の恩を感謝し、忘れずにいるという意味の言葉「仏恩報謝(ぶっとんほうしゃ)」からという。発案、デザイン共に大阪教区内の若手僧侶が行う。
同商品は「mt」のブランド名でマスキングテープを生産、販売する「カモ井加工紙」(岡山県倉敷市)製。ブットンくんの顔を並べて印刷する。幅15ミリ、長さ10メートル。価格は378円。
同キャラクターのグッズは同商品のほか、3月16日に発売した消しゴム(162円)や、メモ帳(183円)、クリアファイル(129円)、ストラップ(540円)、ぬいぐるみ(2,160円)、せんべい(1,080円)、折り紙(162円)、USBメモリー(1,296円)など現在20種類。月間販売個数の合計は400~500個ほどという。
総局の上本愛さんは「ブットンくんは南御堂に住んでいるという設定。行事などで活躍し、ファンもいる。8月27・28日の盆踊りにも登場する予定。船場かいわいのまちおこしの一助となり、真宗大谷派に親しみを持つきっかけになれば」と話す。
5月中旬ごろには鉛筆の発売も予定している。