大阪・京町堀に2月6日、器の専門店「うつわ ものつき」(大阪市西区京町堀1)がオープンした。
陶芸家やガラス職人による作品を販売する同店。国内を中心に約40人の作家の作品を取り扱う。店舗面積は16坪。店名は「物数寄(ものずき)」の読みを転じ、こだわりを持つ意味が込められているという。
店主の井原渉さんは、東京からUターンして同店を開業。東京での一人暮らしで料理を覚える中、器屋巡りを重ねてきたが、「大阪にはシンプルな器屋がない。器が欲しいときにどこで買えばいいか分からない人がいるはず」と気付き、帰郷して店を開くことにしたという。
店で扱う商品はいずれも、井原さんが「惚れ込んだ」作家のものばかり。「ギャラリーではなく、街の器屋さん」として、自らナビゲーターとなり、用途や希望に応じて器を提案するという。
中心価格帯は、飯碗3,000円程度、中皿(6~7寸)4,000円程度。井原さんは「毎日使うことを考えると決して高い買い物ではない。手作りならではの味わいがあり、愛着が湧いてくる」と話す。「見るだけでもいいので、街歩きのついでに気軽に立ち寄ってもらえたら」とも。
営業時間は12時~19時(土曜・日曜・祝日は11時~)。木曜定休。