大阪・肥後橋の「オタフクソース(株)大阪お好み焼き研修センター」(大阪市西区江戸堀1)で1月31日、「健考お好み焼教室」が開催された。
オタフクソース(広島県広島市)が「健康的な食について考え、食生活のヒントとなる場を作る」ことを目的に初開催した。全国5都市で開催され、大阪会場は東京、広島に次ぎ3番目の開催となった。
講師はお好み焼き課シニアスタッフの川本和晴さん。同社の無料配布するパンフレット「お好み焼きはヘルシーバランス・ワンプレート」を用い、健康を軸とした食に関する情報を紹介した。情報を元に参加者は、きのこ、ニンジン、キムチなど6種類から追加食材を選んでオリジナルのお好み焼き作りを体験した。
簡単にできる野菜メニューとして、同社の「和ピクルスの酢」を使った副菜「ピクルス漬け」の作り方も紹介。参加者は切り干し大根とニンジン、昆布などを使ったピクルスを作り持ち帰った。
参加者は「友達から開催を教えてもらい参加した。大葉など家では使わない食材を使ったり、焼き方のコツを教えてもらったりしたので、また家で実践してみたい」と話す。
川本さんは「今日は広島から来たが、大阪の人たちのお好み焼きへの関心の高さを実感した。お好み焼きはワンプレートで野菜、タンパク質、炭水化物がバランスよく取れ、トッピングなどで必要な栄養を追加することもできる。『粉もん』のイメージが強いお好み焼きを、健康的な『野菜もん』のイメージに変えていきたい」と意気込む。
広報の田淵亜希子さんは「これまでお好み焼きの楽しさやおいしさを伝える教室は実施してきたが、今回は初めてお好み焼きから健康を考える教室を開催した。関西と広島の両方のお好み焼きを広めていきたいが、今回まずは全国的にポピュラーな関西のお好み焼きレシピを使った。今後も健康を考える料理教室やレシピを紹介していきたい」と話す。