大阪の江之子島文化芸術創造センター(大阪市西区江之子島2)で12月11日、「クリエイティブアウォード関西2016」の授賞式が行われ、グランプリに「音遊びの会」が選ばれた。
「関西圏を中心とした創造的な活動」をジャンル、自薦他薦問わずに募集し、勇気ある取り組みに対して、関西・全国からエールを送ることをコンセプトに掲げる同賞は、2013年の初開催から4回目を数える。今年は46組の応募の中から、ファイナリスト15組を選出。活動を発表、紹介した。
グランプリに選ばれた「音遊びの会」は、神戸を拠点として2005年に結成。知的な障がいを持つ人とその家族、音楽家や舞踏家などのアーティスト、音楽療法家が集まり、即興演奏を通して新しい表現を開拓することを目的に活動している。国内をはじめ、イギリスなど海外へも活動の幅を広げている。
2位は「『しおや歩き回り音楽会』実行委員会」、3位は「まちくさ研究室 重本晋平」。当日の来場者の投票による当日特別賞には、「マキコムズ」が選出された。
実行委員会の田中冬一郎さんは「今年は6月~8月にかけて、大阪、京都、和歌山でキックオフを開催した影響か、和歌山勢が増えた。団体ではなく、個人の応募が目立ったのも特徴」と話す。