大阪・堺筋本町の居酒屋「楽酒楽肴 越冬(らくざけらくあて えっとう)」(大阪市中央区本町橋7、TEL 06-6943-8161)が10月、5周年を迎えた。
前職は教員だったという、店主の船越政利さんとおかみの冬子(とうこ)さんが営む同店。店名は2人の名前から一文字ずつ取って付けた。
店舗面積は約10坪。座席は、カウンター6席とテーブル8席。店内禁煙。
「大阪独自の食文化を身近に感じてもらえるように」と、大阪産の野菜や魚などを使ったメニューを中心に提供。「塩こうじや酒かすを用いた料理も人気」という。
箕面ビールや大阪の地酒を中心に、全国の日本酒を常時30種類ほど取りそろえる。船越さん自らがつながりを持っている蔵の日本酒だけを扱い、100ミリリットル=500円、180ミリリットル(1合)=900円の均一価格で提供。「しっかりとした酸や甘味を感じる日本酒の取り扱いが多い。まったくクセのない日本酒よりも、料理との相性がいいこともある」と話す。
オープン当初から「つながり」を大切にしてきたという船越さんと冬子さん。「できるだけ多くの日本酒イベントに足を運んでいた。今では店として誘いが来るようになった」という。そのほか、毎月11日に谷町エリアの町おこしとして行われている「ぺぺ飯の日」に参加したり、日本酒を楽しむクルーズイベントを主催したりしている。
営業時間は、火曜~金曜=11時30分~13時30分、17時30分~23時、土曜・日曜・祝日=15時~21時。月曜定休。