ビジネスホテルを全国展開するアパグループ(東京都港区)が現在、32階建の高層タワーホテル建設のため、大阪南本町のオフィスビルの解体工事を行っている。
昨年12月から始まった同工事。同社によると、関西地区の既存ホテルの稼働率・宿泊料が好調に推移していることと、海外からの観光客増加と国内のビジネス・レジャー需要拡大を背景に、新しいホテルの建設に踏み切ったという。
新ホテルの名称は「アパホテル&リゾート〈御堂筋本町駅タワー〉」。部屋数は917室を予定する。大阪市営地下鉄の御堂筋線・中央線・四つ橋線の3路線が交わる本町駅に直結。御堂筋と交差する中央大通に面する。
主要駅へのアクセスは、梅田駅まで5分、なんば駅4分、新大阪駅11分、大阪国際空港(伊丹空港)40分。ユニバーサルスタジオへは24分、大阪城、海遊館などの人気レジャースポットへ乗り換え無しで行けるため、観光需要にも期待を寄せる。
同ホテルは、アーバンリゾートを楽しめるよう、プールや大浴場の設置も予定する。2006年本町にオープンした「アパホテル〈御堂筋本町駅前〉」に比べ、シングルでも幅の広いベッドや50型テレビを標準装備し、同社がコンセプトに掲げる「新都市型ホテル基準」(高品質・高機能・環境対応)を満たすという。
ビルの解体工事は年内に終了する予定で、2019年春のオープンを目指す。