大阪・本町の久宝公園(大阪市中央区北久宝寺町3)で現在、カワヅザクラ(河津桜)が見頃を迎えている。
1973年に開園した同公園は、御堂筋線本町駅に程近いビジネス街の一角に位置する。通勤や昼食の時間帯には、近隣の企業に勤める会社員らが足を止めて春の訪れを楽しみ、スマートフォンでサクラを撮影する人の姿もあった。
園内のサクラは、ジュウガツザクラ(十月桜)3本、カワヅザクラ1本、ソメイヨシノ1本の合計5本。同公園を管理する東部方面公園事務局によると、2011年のリニューアル時に植樹したり、その後寄付されたりしたものだという。
現在満開を迎えているカワヅザクラは1月下旬から2月に開花する早咲きの品種。ソメイヨシノよりも濃いピンク色で、開花時期は1カ月と長めなのが特徴。ジュウガツザクラは10月と4月上旬の年2回開花し、ソメイヨシノは3月末から4月上旬に見頃を迎える。
開花の時期が異なるサクラが並んでいるため、同公園では長期間にわたって花見を楽しむことができる。平日は昼食を食べる会社員らでにぎわいを見せている。
大阪では例年、3月末から本格的な花見シーズンを迎える。