大阪・本町の丼池(どぶいけ)ストリートに、一口サイズの手作りおにぎり専門店「TEMARIYA 南本町店」(大阪市中央区南本町3、TEL 06-6484-7719)がオープンして2カ月がたった。
手まりずしのような一口サイズが特徴の手作りおにぎりを、毎日10~12種類提供する同店。イートイン4席(混雑時は6席まで追加)。価格は1個=50円~70円。
店主の岡島利行さんと店長の梶川朱美さんは中学・高校の同級生。共に飲食業は未経験だったが、2年前の同窓会で再会した際に開業の話で意気投合、同店のオープンが実現した。一口サイズにした理由について、岡島さんは「コンビニのおにぎりが大きいと思った。このサイズだと少しずつ色んな種類の味を楽しめる。大手に追随されたとしても、この値段でこの手間はかけられないはず」と話す。
おにぎり作りは主に梶川さんが担当。おにぎり以外にも具だくさんの「日替わりスープ」(100円)や各種おでん(1種=50円~)、総菜を提供する。「1番のおすすめはシンプルな塩おにぎり。米自体の味を味わってほしい」と岡島さん。「ちょうど今は新米の季節なので、さまざまな産地の米を仕入れ、日によって変えていく」とも。
客層は近隣のオフィスに勤める女性がメーンだが、徐々に男性会社員の利用も増えてきたという。夕方以降の時間帯は、「バー営業」としてビールやチューハイなど各種アルコールを300円均一で提供。「帰宅前の『ちょい飲み』ニーズに応えた」という。
岡島さんは「今後、店舗を増やしていければ、という思いを込めて店名に『南本町店』と入れた」と将来の多店舗展開に意気込みを見せる。
営業時間は11時~22時。土曜・日曜・祝日定休。