大阪・本町の不動産会社「第一住建」(大阪市中央区備後町2)が9月16日、マンションなどの物件をヘリコプターで案内するサービスを始めた。
「ヘリコプターで物件案内」と銘打って提供する同サービス。川や海、公園、商業施設といった物件周辺の自然や街並みの様子を高度約300メートルの上空から確認することができる。サービス対象となるのは、同社グループの仲介サービスで不動産の賃貸・購入契約を結んだ人(=成約者)の全て。ヘリコプターの運航を「小川航空」(此花区)に委託し、費用は同グループが負担する。
案内を受けられる物件は、ヘリコプターの離着陸地となる「舞洲ヘリポート」(同)から約10分間でフライトできる範囲内。毎時180キロの巡航速度がある機体を使うことで、「遠方の物件にもかなり近づくことができる」と第一住建常務取締役の山口潤さん。「物件の確認と併せ、大阪城やあべのハルカス、京セラドーム、有名テーマパークなどの景色を楽しんでもらえれば」と話す。
搭乗は1組2人までで、同社グループのスタッフも同行する。空港管制上の制約から飛行できないエリアもあるが、物件の確認を目的としない成約者も利用できる。