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大阪生まれの安眠グッズ「マイドーム」、学生デザインの新作を公開審査

カバー型安眠グッズ「マイドーム」を手に、産学連携プロジェクトについて語る二口社長

カバー型安眠グッズ「マイドーム」を手に、産学連携プロジェクトについて語る二口社長

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 不織布を利用したカバー型安眠グッズ「マイドーム」を開発・販売する「二口印刷」(大阪市西区土佐堀1、TEL 06-6447-0020)が4月22日、コワーキングスペース「セイリングデイズ大阪」(西区南堀江)で新デザイン展示会を開催する。

授業の様子と学生による「マイドーム」デザイン例

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 同商品は、就寝時に頭にかぶるドーム状の不織布で、呼気により自然な保温、保湿が行える睡眠用グッズ。社長の二口晴一さんが「酔っ払って寝てしまい、明け方の厳しい冷え込みに思わず紙袋をかぶったところ体が温まりよく眠れた」という体験が開発のきっかけ。

 2013年1月に同商品の販売を開始し、同年6月からは三菱製紙と提携し、ANA(全日空)国際線のアメニティーに採用されるなど事業を拡大。両社は昨年秋より、産学連携プロジェクトとして大阪総合デザイン専門学校と新製品開発を進めてきた。

 今回の展示会では、同プロジェクトで17人の学生が提案したものの中から6種類のデザインの試作品を公開。生活雑貨を扱うバイヤーなどのビジネスパートナーだけでなく、一般消費者にも参加してもらい、広く意見を募る。集まった意見は審査に加味され、最優秀作品を選出。提案した学生も開発プロセスに参画し、2015年秋冬モデルとして実際に発売するという。

 産学連携の狙いについて、二口さんは「マイドームはまだマーケットを創っている段階。比較的シニア世代の方に購入いただいているが、若い人に受け入れられるデザインが欲しかった。学生の皆さんには実際の商品開発にも参加してもらうので、デザイナー育成にも貢献できれば」と話す。

 試作品には、子ども専用や病院での利用を想定したもの、インテリア雑貨へ発想転換したものなどユニークな作品がそろう。会場には、実際に装着して使い心地を体験できるコーナーを設け、カフェも設ける。二口さんは「堅苦しいイベントではないので、お茶飲みついでに立ち寄ってもらえれば」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は14時~19時。入場無料。

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