定食店「おだし食堂Riz le Lien.(リ ル リアン.)」(大阪市西区土佐堀3、TEL 070-3297-4539)が大阪・阿波座にオープンして間もなく半年になる。
店舗面積は9坪で、席数は13席。3月5日にオープンした。店主の長谷川博紀さんは日本安全食料料理協会が認定する「出汁(だし)マイスター」。同店のだしは長谷川さんのオリジナルブレンドで、かつお節・昆布・さば節・ウルメ・シイタケで取っているという。「濃いめのだしで、そのまま飲めるように作っている。料理に使うほか、ご飯もだしで炊いている」と説明する。
ランチタイムは10種類の定食と6種類の丼ものを用意。定食のご飯は6種類から2つ選べるおにぎりで、グラスに入れた飲めるだしを添える。「一番よく出るのは『おまかせランチ』(1,000円)。メインが日替わりで、これまでに豚キムチやチキン南蛮などを提供した」と話す。
夜は定食9種類と一品料理を提供。「夜はしょうが焼きや和風ハンバーグの定食(以上1,200円)がよく出る」と長谷川さん。夜の定食にはだし巻き卵入りの吸い物を添えて提供する。
来店客は、昼は近隣の会社員、夜は近くの住人やビジネスホテルの宿泊客が多いという。「一からだしを取る家庭は今は少ないと思うので、和食のだしのおいしさを楽しんでほしい。お客さまの声を反映して、メニューを改良していけたら」と意欲を見せる。
営業時間は、11時~14時、17時~23時。日曜・祝日定休。