とんかつ店「姫路いわしろ 堺筋本町店」(大阪市中央区北久宝寺町2、TEL 06-0732-8190)が11月20日、大阪・堺筋本町にオープンした。
席数は23席。姫路市内のとんかつ店「いわしろ」の看板メニューと同じ定食を提供する。社長の井上健太郎さんは姫路出身で、「いわしろ」の味が子どもの頃から大好きだったという。「70代の夫婦が切り盛りする店。創業して75年の店だが、あと2、3年で引退を考えていると聞き、ぜひ味を引き継ぎたいと申し出た」と話す。
定食は10種類用意。名物は「三角物語定食」(1,100円)と名付けた3種類のカツが入った定食という。「エビフライを挟んでとんかつとチキンカツを盛っている。三角関係のイメージでこの名前になったそう」とネーミングの背景を明かす。カツには卵とじにしたしょうゆベースの甘辛いたれがかかる。「このたれは秘伝の味で、姫路の本店から送ってもらっている」という。
夜は昼と同じ定食のほか一品料理を用意する。井上さんは「馬肉料理の居酒屋をやっている友人がいて、熊本産の新鮮な馬肉を取り寄せている。馬刺しとユッケ(以上890円)がお薦め」と話す。
来店客は姫路の店のファンが多いという。「お客さまとのコミュニケーションを大事にする店にしたい。広く出店をして、この味を多くの人に知ってもらえたら」と意欲を見せる。
営業時間は、11時~15時、18時~22時。日曜定休。