居酒屋「炊い処（たいとこ）ぽんたん」（大阪市西区江戸堀1、TEL 06-6485-8538）が7月18日、大阪・肥後橋にオープンして5周年を迎えた。

土鍋で炊いた「鯛めし」

　店舗面積は12坪で、席数は19席。土鍋炊きのご飯が看板メニューという。店主の本田明史さんは「定番メニューのタイめし（1,300円）が人気。タイは天然物で、昆布と削り節、タイの骨で取っただしとタイの身を炊き込んでいる」と説明する。「一品はサーモンの塩締めの黄身酢がけ（700円）がお薦め。魚のうまみと卵のまろやかさが合っていて前菜にぴったり」とも。ランチは本日のランチ2種類（各1,000円）とカレー（900円）を用意する。

　昨年5月には豊中市にシェアキッチンをオープン。コロナ禍を受け新たな柱となるような事業として始めたという。「主婦や学生で、いきなり開業ではなく副業やお試しで飲食店を運営してみたいニーズがあると思った」と本田さん。日替わりでクレープ店やカレー店、コーヒースタンドなどが営業しているほか、火曜・土曜には同店がぽんたんとして夜に営業するという。

　「シェアキッチンを手がけたことで人のつながりが広がった。開業したい人をここから応援したい」と本田さん。「5年で開店当初に思っていた感じに近づいてきた。10年目には、10年前に思ったことが実現できている店になれれば」と意欲を見せる。

　炊い処ぽんたんの営業時間は、ランチ＝11時30分～14時、ディナー＝18時～22時30分（水曜・木曜・金曜のみ）。土曜・日曜・祝日定休。