大阪の淀屋橋や北浜など北船場エリア一帯で5月27日、街歩きイベント「北船場茶論(さろん)」が開催される。
食べ歩きやトークショーなどを通じて北船場地域の魅力を発信する同イベント。2012(平成24)年から毎年、5月の最終土曜に実施してきた。今回は10回目となる。イベント事務局を務める「ケイオス」(北浜2)の松井上乃さんは「4年ぶりの復活開催で、街の皆さまに感謝している」と話す。
食べ歩きイベント「北船場(バ)ル」には、飲食店100店と物販店15店が参加。フレンチレストラン「infino(アンフィーノ)」(北浜1)や立ち飲み店「日本酒と麹(こうじ)スタンド SAKE KOJI(サケコウジ)」(瓦町4)などが初参加し、フードとドリンクのセットメニューを提供する。本町や堺筋本町など、4つのエリアの店を回遊するスタンプラリーも実施する。
「本町ガーデンシティ」(本町3)ではトークショーを企画。ゲストに菅原工芸硝子(ガラス、千葉県九十九里町)の菅原裕輔社長を迎える。同イベントのプロデューサーで澤田充さんが、ものづくりの理念や「次世代につなげていくべき日本文化」について菅原社長の話を聞く。
松井さんは「飲食店さんにとって厳しい時期を経て、今回は新しい仲間が増えた。おいしそう、楽しそうと感じる店を訪れてもらえたら」と呼びかける。
「北船場ル」はチケット制。チケット(5枚つづり)の料金は、前売り=3,700円、当日=4,000円。開催時間はイベントごとに異なる。