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堺筋本町に醸造所「船場ビール工場」 出来たて提供、地域活性化に意欲

社長の中井深さん(右)と次女で工場長のあかねさん

社長の中井深さん(右)と次女で工場長のあかねさん

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 ビール醸造所「船場ビール工場」(大阪市中央区本町1)が1月、大阪・堺筋本町で開業した。

3種飲み比べセットのクラフトビール

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 店舗面積は50坪で、経営は「中井レストラン企画」(本町1)。社長の中井深さんは1985(昭和60)年から飲食店を経営し、30年以上ベルギービールを扱っているという。「ベルギーには300以上の醸造所があり、どこも独自のユニークなビールを作っている」と説明。これまでに現地で50以上の醸造所を訪ねたといい「ベルギービールの魅力を知っていくうちに、自分も醸造所を作りたくなった」と笑顔を見せる。

 工場では現在3種類のビールを醸造し、立ち飲みスタイルで出来たてのビールを提供する。「ペールエール」(310ミリリットル==671円)「ゴールデンエール」(同693円)「ベルジャンブラウン」(同725円)で、150ミリリットルずつ提供する飲み比べセット(1,100円、2月末までは550円)も用意する。ビールは同社が市内に展開する3つの飲食店でも提供予定という。

 「ベルギービールの個性は、土地の文化を社会が守って生まれたもの」と説明する中井さん。「船場ビール」という名前には地域に根差したコミュニティを作りたいという思いを込めたという。「船場はビジネスパーソンのほか、近年は新しいマンションの住人、インバウンド客と多様な人が行き交う場所になっている。ここをさまざまな人が集える場所にして、地域活性につなげていけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は、月曜・火曜=14時~19時、水曜・金曜=17時~21時、土曜=14時~21時。店休日はSNSで知らせる。

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