年明け最初の取引を祝う式典「大発会」が1月4日、大阪・北浜の大阪取引所(大阪市中央区北浜1)で行われた。
式典には近隣の証券会社の社長・役員らが参列。証券会社などに勤務する振り袖姿、紋付き袴姿の男女が駆けつけ、今年の市場開始の祝いに参列した。
年頭のあいさつには大阪取引所の岩永守幸社長が登壇。岸田政権が国家戦略と位置付ける金融リテラシー教育について触れ、同社では大阪のスタートアップ企業を対象にした支援塾が今月始まることを紹介。大阪府・大阪市と連携し、大阪経済の発展に貢献したいと力を込めた。
来賓として財務省近畿財務局の岩本達弘局長が登壇。物価の高騰や為替変動を背景に昨年10月に総合経済政策を決定したことなどを伝え、参列者に向け「今後も金融資本主義市場がますます発展していくためにも関係者の尽力に期待する」と結んだ。
あいさつの後は打鐘と手締めのかけ声「大株締め」が行われた。今年は今宮戎神社の福娘3人が登場。福娘の「うーちまひょ、もひとつせ、いおうて三度」というかけ声とともに参列者が拍子木を打ち、今年の市場活況を祈願した。