「釣宿酒場マヅメ 本町店」(大阪市中央区南本町3、TEL 06-4963-2800)が12月1日、大阪・本町にオープンした。
店舗面積は45.1坪で、席数は82席。経営は飲食店などを展開する「ダイナック」(東京都港区)。
同ブランドのコンセプトは「釣り宿」で、マヅメとは朝と夕方の魚がよく釣れる時間帯を指す釣り用語という。事業開発本部の阿原一史さんは「魚が集まるようにお客さんも来てほしいという思いを込めた」と説明する。オープン前の店舗も同社の居酒屋で、本町エリアのニーズにより絞った業態に転換したと明かす。
その日に提供する魚は15種類以上で、毎日店内の黒板に書いて知らせる。阿原さんは「釣り魚にこだわった。中には漁獲量が少なく市場に出回らない、未利用魚と呼ばれる希少な地魚もある」と胸を張る。「毎日その日のお薦めの魚を『神経締め』にして提供。コリコリとした独特の食感が楽しめる」と話す。
ランチは7種類用意。おかずを5種類から選べる「釣宿マヅメ定食」(950円)がよく出るという。夜は刺し身(539円~)やブリのカマ焼き(715円)などの魚料理のほか一品料理をそろえる。
前の店から勤める店長の伊田直浩さんは「以前からの常連さんにも鮮度の良さが伝わっているようだ」と話す。「毎日おいしい魚を出したい。引き続き、この地域で愛される店になれたら」と意欲を見せる。
営業時間は、11時30分~14時、17時~23時。土曜・日曜・祝日定休。