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阿波座の「なにわ筋線」新駅 着工から半年、住民から地域発展に期待の声も

新駅工事により街路樹と分離帯が撤去された、阿波座1丁目交差点付近

新駅工事により街路樹と分離帯が撤去された、阿波座1丁目交差点付近

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 2031年に開業予定の「西本町駅(仮称)」(大阪市西区)の着工から半年がたった。建設は関西高速鉄道(福島区)。

なにわ筋線「西本町駅(仮称)」位置図

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 同駅はJR西日本(北区)と南海電鉄(中央区)が共同営業を計画する新路線「なにわ筋線」の新駅。同線はキタとミナミを結ぶなにわ筋の地下に線路を設け、複線でJR大阪駅からJR難波駅までと、南海・新今宮駅までの計約7.2キロを接続する。完成すると、JR新大阪駅と関西国際空港が1本の路線でつながる。新大阪駅と関西国際空港の間のアクセス向上や、大阪の南北の都市軸の強化を目的に2019年、建設が決まった。

 新駅の工事開始は2021年11月。駅のホームの地上にあるなにわ筋の街路樹や分離帯を撤去する作業からスタートした。関西高速鉄道の建設第一部共同区間建設課課長の日高直樹さんは「当初は今年3月末完了を予定していたが、作業の集中や混雑を避けるため工事関係者と工程を一部見直し、4月末に完了した」と説明する。

 現在は地下の埋設物を移設中。今後は大規模な掘削を見据えて、道路の車線変更工事を予定しているという。着工前に開催した地域住民向け説明会では住民から「地域の発展につながるので協力したい」と声が寄せられ感謝していると話す日高さん。「工事は長期間にわたる。安全・安心な工事推進を心がけ、魅力ある鉄道ネットワークと街づくりに貢献していけたら」と話す。

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