大阪本町の中央会計セミナールーム(大阪市中央区備後町3)で1月24日、ビジネスセミナーイベント「シェアリングエコノミー対談」が行われる。主催は「ITisKansai」。
「シェアリングエコノミー」は、有形・無形の個人所有物を交換・共有して成り立つ経済の仕組みを指す言葉で、「共有型経済」とも訳される。
当日は、スペースマーケット(東京都新宿区)社長の重松大輔さんと、ギャラクシーエージェンシー(大阪市西区西本町1)社長の金谷元気さんが、両社の手掛けるシェアリングエコノミービジネスをテーマに対談を行う。
スペースマーケットは、世界中の空きスペースを自由に流通させることで、新たな価値をつくりだすことを目的に、結婚式場、映画館、古民家、寺院など、一般的に借りにくい場所でビジネスを展開。さまざまなビジネスコンペでの受賞経験も持つ。
ギャラクシーエージェンシーは、1日単位で駐車場として利用できる空きスペースを知らせるシェアアプリ「akippa(あきっぱ)」を展開するほか、待機した運転手に自分の車を預ける「バレーパーキング」事業を手掛ける。昨年12月には、DeNAなどから約3億円を資金調達したことで話題となった。
同イベント発起人の神田智広さんは「世界で流行している『シェアリングエコノミー』だが、日本ではまだ浸透していない。すでに利用している人はもちろん、本当に日本でも流行するのかと疑問に感じている人に参加してもらいたい」と呼び掛ける。
「今年6月で初イベント開催から3年がたつ。人の背中を押す、挑戦をするきっかけやヒントをつくることを、これからも続けていきたい。イベント、セミナーはあくまでツールなので、それ以外のことにもチャレンジできれば。参加者にはIT関係の人が多いが、他業種の人たちにも参加していただければ」とも。
開催時間は14時~15時30分(イベント終了後、交流会予定)。参加費は、イベント参加のみ=3,000円、交流会込み=5,000円。定員80人(要事前申し込み)。