食べる

肥後橋にパティスリー 商品開発シェフ3人、西日本菓子コンテスト優勝作も

店内カウンターに立つシェフの才木さん(左)、鮫島さん(中央)、山内さん。店名はチョコレートを製造する工程で重要な温度調整に由来する

店内カウンターに立つシェフの才木さん(左)、鮫島さん(中央)、山内さん。店名はチョコレートを製造する工程で重要な温度調整に由来する

  • 7

  •  

 パティスリー「27℃(ニジュウナナドシー)」(大阪市西区江戸堀1、TEL 06-6445-5224)が4月27日、大阪・肥後橋にオープンした。

コンテスト優勝作の「トロピカル」と焼き菓子

[広告]

 同店では30種類以上のスイーツを製造・販売し、イートインスペース5席を設ける。経営は「モンシェール」(大阪市北区)。広報担当者の岸本慈子さんは、同社は「菓子を新鮮なうちに届けるため、販売店舗から1時間以内のところにアトリエ(製造拠点)を作る」方針といい、「社内シェフの発想や技術により、より鮮度を重視する商品も開発・提供できる場にしたかった」と開店の背景を説明する。

 同店には3名のシェフが在籍する。メインシェフの鮫島さんはフランス・パリなどヨーロッパの菓子店で2年間修業した経歴を持つ。才木さんはモンシェール1号店で「堂島ロール」の開発にも関わったベテラン。山内さんはモンシェールの北海道店でパティシエを勤めた経験から、現地の食材や生産者に精通しているという。

 ケーキのうち「トロピカル」(750円)は、2021年、鮫島さんが「西日本洋菓子コンテスト」の「味覚部門」で優勝した商品。岸本さんは「入賞作が購入できることに驚かされる人もいる」と明かす。

 今後について、岸本さんは「商談の手土産や家族の記念日などに使ってもらえるような、地域にしっかり根差した店にできれば」と話す。鮫島さんは「季節に応じて新商品を投入する予定。店名の由来でもあるボンボンチョコレートの提供を拡充したい」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~19時(土曜は18時まで)。日曜・月曜定休。

  • はてなブックマークに追加

船場経済新聞VOTE

船場経済新聞エリアには、8つの駅があります。一番利用する駅を教えてください。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース