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大阪・本町に居酒屋新店 本社は創業120年「関西のだし文化広めたい」

店長の黒田純さん

店長の黒田純さん

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 居酒屋「だし処(どころ) つる松」(大阪市中央区瓦町3、TEL 06-6484-7889)が3月22日、大阪・本町にオープンした。

鮮やかな色合いの「サーモンといくらのだし茶漬け」

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 店舗面積は25坪で、席数は30席。経営は「つるや食品」(西淀川区大和田4)。同社は1902(明治35)年創業で、業務用の麺類やだしを製造・販売する。同店は初の飲食店で、昆布・かつお節・うるめ節・さば節をベースにした関西風のだしにこだわった料理を提供するという。

 昼はうどんやだし茶漬けを提供。一番人気はうどんとミニ丼を組み合わせた「ランチセット」(880円)といい、来店客の6割が頼む日もあるという。店長の黒田純さんは「今まで出した丼は桜えびの炊き込みご飯など。季節によって内容は変える予定」と説明する。だし茶漬けは鯛(たい)、サーモンといくら(以上980円)、炙(あぶ)り明太子(めんたいこ)とわかめ(830円)の3種類で「華やかな見た目で女性から歓声が上がることも」と明かす。夜は「だしをきかせただし巻き(630円)、豚の角煮(830円)などの一品料理が人気」と話す。

 社長の麻田貴之さんは「うどんだしには本社工場で3週間寝かせた『かえし』を加えている。しょうゆやみりんで作るかえしは熟成させることで味に深みが増す」と胸を張る。「今後は旗艦店としていろんなチャレンジをしたい。関西のだし文化の拠点になるような店になれたら」と意欲を見せる。

 営業時間は、11時~14時、17時~22時。日曜・祝日定休。

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