10月25日、大阪府の飲食店への営業時間短縮の要請が解除された。
酒類提供の時間制限もやめる一方で、人数制限は継続する。感染症対策認証店(ゴールドステッカー取得店)は5人以上の来店も認めるが、「1テーブル4人まで」の制限は残す。非認証店も酒類提供を認めるが、来店は1グループ4人までとする。いずれの店舗も会食の時間は2時間程度以内とする。
中央区と北区の飲食店に対しては、昨年11月27日から時短営業の要請が続いてきた。解除になるのは11カ月ぶり。解除の発表を受け、居酒屋「やきうしはんじゅく」(中央区平野町4)を営む南辻好孝さんは「ホッとした」と笑顔を見せるも、「10月から酒類の提供が解禁されたので夜の営業を再開したが、このまま客足が戻るか不安もある」と漏らす。
全国にフグ専門店「玄品」を71店舗展開する「関門海」(松原市)は、緊急事態宣言中は一部店舗を除き休業した。商品営業企画部の池田正之さんは「休業中の従業員はセントラルキッチンへ配置換えなどして、百貨店やスーパー、ECサイトで販売する商品の製造に携わってもらっていた」と明かす。4月から休業していた「玄品 本町」(南本町3)は26日に営業を再開する。セントラルキッチンから戻ってきたという店長の三次健司さんは、営業再開について「楽しみでしかない」と喜ぶ。「これからはフグのシーズン。毎年楽しみにして来店してくれるお客さまもいるので、安全対策を万全にしてお迎えしたい」と笑顔を見せる。