「公募 みんなのガスビル 入賞作品展」が10月30日・31日、大阪ガス本社ビル北館1F(大阪市中央区平野町4)で開催される。主催は大阪ガス。
同展は、毎年秋に行われる「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪2021」との連携プログラム。「日本を代表する近代建築」という大阪ガスビルを描いた作品のうち、優秀作品3点と入賞作品27点を展示する。
応募者の年齢層はは6歳~80歳で、美術・デザイン・建築を学ぶ学生や社会人、アートに取り組む福祉施設などから応募があったという。同展を企画・運営する日本現代美術振興協会の山岸青葉さんは、「同じガスビルでも、建物の捉え方や扱う素材など、表現は個性豊か。それぞれのアイデアを楽しんでほしい」と説明する。
会場では、現代美術作家の居城純子さんのワークショップも同時開催。ビル内の「屋上庭園」をイメージして用意した作品が、来場者が紙から切り出したモチーフを飾り付けることで完成する。紙は食べられなくなった米を配合した「kome-kami(コメカミ)」を使用しており、気に入ったモチーフは持ち帰ることもできる。
山岸さんは「作品が変化していく様子を通して、自然環境のほか緑化が進んだ近未来の御堂筋の風景に思いをはせてみては」と呼び掛ける。
開催時間は10時~17時(入場は16時30分 まで)。入場無料。