焼き肉店「本町肉倶楽部tongue be（たんべえ）」（大阪市中央区本町1、TEL 06-4256-3819）が9月、大阪・堺筋本町にオープンして1周年を迎えた。

まるごとトマトが乗った冷麺のランチ

　同店の売りは牛タン。赤タンと呼ばれるタン先や白タンと呼ばれる中ほどの部分、一頭当たり300グラムしか取れないという希少な根元などをそろえる。スタッフの小原尚起さんは「お薦めは牛タン5種盛り（990円）。それぞれの部位を少しずつ楽しめる」と説明する。

　同店では韓国料理や創作料理にも力を入れる。小原さんは「この一年で韓国人のシェフやイタリア料理のシェフが入店したので料理の幅が広がった」と明かす。ランチは焼き肉の定食（1,100円～1,760円）のほか、スンドゥブ（1,100円）やキムチチゲ（990円）の定食などを提供。「トマトを丸ごと乗せた冷麺の定食（1,320円）も人気で、これを目当てに来店する人もいる」と胸を張る。エゴマやチシャ菜などは岸和田の自社農園から直送し、これからの季節はレモンも自家栽培のものを使うという。

　コロナ禍の中でオープンするも「守りに入らず攻めてきた1年だった」と振り返る小原さん。「やむを得ず休業した時期もあったが、本町から街の灯を絶やしたくないと思い営業してきた」と力を込め、「これからも来店したお客さまがあっと驚くようなおいしい料理を出していけたら」と意欲を見せる。

　営業時間は、11時15分～15時、16時30分～22時30分（土曜・日曜・祝日は16時から。営業時間は大阪府の時短要請に従う。緊急事態宣言中は酒類の提供はなし）。月曜定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気などを行って営業する。