個室型のワークブース「テレキューブ」が9月1日、京阪淀屋橋駅の中央改札近くに設置された。
「テレキューブ」は個室型ワークスペースで、首都圏などを中心に全国で展開する。大阪ではJRの駅構内やオフィスビルなど12カ所に設置。京阪電車では同駅のほか京橋駅にも設置する。
ブースの広さは幅・奥行きがそれぞれ1.2メートル。室内には電源コンセントやWi-Fi、空調機能などを備える。テレワーク時や電車の待ち時間を利用して、仕事や勉強、オンライン会議、オンライン英会話などに使えるという。運営する「テレキューブサービス」の広報担当山本さんは「よその場所での事例だが、学会発表を行ったり就職面接で使われたりすることもあるようだ」と説明する。
利用方法はテレキューブのホームページから会員登録を行い、利用したい施設や時間を予約する。開錠はスマホを使う。個人利用のほか法人利用も受け付けているという。山本さんは「まだ立ち上がったばかりだが、1日3、4件くらい利用がある。1回につき1、2時間利用する人が多い」と打ち明ける。
コロナ禍を受け生活様式が変化する中、駅の利便性を高めたいという目的で設置したという同施設。京阪HD広報の川原田さんは「今後は利用状況を見ながらほかの駅にも広げていけたら」と意欲を見せる。
利用時間は7時~21時。料金は15分=275円。