立ち飲み居酒屋「麒麟(きりん)堂」(大阪市中央区船場中央4、TEL 070-8390-6363)が6月22日、大阪・本町の船場センタービル10号館地下1階にオープンした。
店舗面積は19.8坪で、席数は30席。経営は「丑寅(うしとら)」。難波で立ち飲み居酒屋を3店舗運営し、「麒麟堂」は4店舗目になる。
コロナ禍の中、客同士が肩寄せ合う「ダークダックス式」は気になるという声を受けたという同店。密を避けるため、既存店と同じ席数のまま店舗面積は倍の広さにしたという。店の入り口には消毒用アルコールのほか洗面台も設置。手洗いしてから入店できるように配慮した。
代表の中山恵太さんは「若い人にも年配の人にも利用してほしい」と言い、料理は定番の立ち飲みメニューを「現代風にアップデートした」と説明。「つくねを鶏肉ではなく子羊肉で作ったり、鶏もも肉の炭火焼きをジャマイカ風のジャークチキン(418円)にしたりなど、幅広い世代に楽しんでもらえるよう工夫した」と明かす。
ドリンクは、レモンサワー(385円)や「燻製胡椒(くんせいこしょう)ハイボール」(418円)などのほか、地酒にも力を入れる。
立ち飲み店は毎日通う客が少なくないため、メニューは定番のほか毎日入れ替えているという。中山さんは「早く本町の人に店を覚えてもらい、何度も通って『自分の場所』と思ってもらえるような店になれるようにしたい」と意気込む。
営業時間は16時~22時30分(営業時間・酒類の提供時間・利用人数は大阪府の要請に従う)。日曜定休。新型コロナウイルス対策として定期的な消毒・換気、パーテーションの設置などを行って営業する。