立ち飲み居酒屋「ヒロカワテーラー」(大阪市中央区平野町4)が大阪・本町にオープンして3カ月がたった。
前店は昨年9月まで瓦町4丁目で営業していた「スタンド ニューサンカク」。建物の老朽化に伴い移転リニューアルした。店名は、店主のヒロカワケンさんの祖父が、鶴橋で背広の仕立屋をしていたことにちなむという。店舗面積は10坪。
メニューは酒に合う一品料理を常時約40種類そろえる。「春菊とピータンの白和え」や、長崎県島原市の「長崎雲仙ハム」を厚切りにした「厚切り雲仙ハム」(以上380円)などの料理に人気があるという。ヒロカワさんは「旬の魚のお薦めは、ポン酢で食べる『カマスゴ炙(あぶ)り』(280円)。カマスゴはイカナゴが成長したもので、春にかけて脂がのってきておいしい」と説明する。
酒はサッポロ黒ラベル(400円)などのほか、季節メニューとして「桜チューハイ」(380円)を用意。チューハイに塩漬けの桜をシロップに漬けたものが入っており、よく出ていると明かす。
「若い人も大人も混じり合って安心して飲める店にしたい」という同店。四ツ橋筋より東側のエリアを「ヨツヨコ」と名付け、地域を盛り上げる活動も引き続き行うという。「春にはヨツヨコのほかの店と一緒にイベントを開催予定。店が料理や音楽、人とのコミュ二ケーションが楽しめる場となれば」と期待を込める。
営業時間は16時~23時(土曜は22時まで)。緊急事態宣言中の営業時間は15時~20時。日曜・祝日定休。新型コロナウイルス対策として、密を避けた配席や定期的な消毒・換気・清掃などを行う。