大阪・御堂筋で11月4日、「御堂筋オータムパーティ2019 御堂筋ランウェイ」が開催された。
大阪・御堂筋から、大阪の魅力を国内外に発信する目的で開かれた同イベント。久太郎町3丁目交差点付近にメインステージを設置し、新橋交差点までの約400メートルを車両通行止めにしてランウェイにした。今年は「PAINT IT OSAKA~世界を大阪色にぬりかえよう~」をテーマに、大阪の多様性を表現するダンスや音楽、上方芸能などのパフォーマンスを披露した。
第1部のオープニングでは「東京スカパラダイスオーケストラ」が登場。会場が一気に盛り上がると、続いて人気キャラクター、ピカチュウの大行進がスタート。子どもからも大人からも大きな歓声が湧き上がった。ステージ上では俳優・窪塚洋介さんと漫才師の和牛のコンビがトークショーを開催。ダンスショーでは府立久米田高校の生徒によるシアタージャズや河内音頭、フラダンスチームのパフォーマンスやバレエ、サンバなどが披露された。
第2部はアイドルグループ・E-girlsの藤井夏恋さんやモデルのemmaさんらによるファッションショーからスタート。ショーではSDGsをキーカラーにした衣装で20人のモデルがランウェイを彩った。パレードでは文楽人形の首を披露するフロートも行進。大阪の町人に扮(ふん)した劇団「そとばこまち」の役者が「動く時代絵巻」のようなパフォーマンスを演じた。
イベントのフィナーレを飾ったのは東京ディズニーリゾートのスペシャルパレード。人気キャラクターたちの行進に沿道の盛り上がりはクライマックスに。大盛況のうちにイベントが終了した。
吉村洋文大阪府知事は「2025年の大阪万博までに御堂筋の側道を歩行者天国にする計画がある。御堂筋100周年を迎える2037年までには、車道を全て歩道に変えて御堂筋を世界に誇るメインストリートにしたい」と意気込みを語った。