医療環境向けアートの企画展「ホスピタルアート in ギャラリーII」が11月12日より、大阪・阿波座の江之子島文化芸術創造センター「enoco」(大阪市西区江之子島2)で開催される。
主催は、医療に特化したアート活動を行う「ひといろプロジェクト」。代表の川西真寿実さんは「置いて終わりではなく、患者や医療者が互いに関わりの持てる作品」を企画している。今回、病院内での展示は見る人が限られてしまうため、ギャラリーで一般公開することにしたという。昨年の奈良開催に続き2度目。
同展ではギャラリーに2つの病室をしつらえ、病気や特性を持つ作家も含む17組40作品を展示する。12日は日本生命病院(大阪市西区江之子島2)で行われた作家いまふくふみよさんの染色ワークショップ事例報告とトークセッション「みんなで織りなす病院のART・ひろがる色」も行われる。ワークショップで約20人の患者が天然染料で染めた布地を使った作品も展示し、会期終了後に同院で展示されるという。
川西さんは「ホスピタルアートは特別なものではなく、誰でも楽しめるものだと伝えたい」と笑顔を見せる。
開催時間は10時~20時(最終日は16時まで)。今月17日まで。