日本酒専門のバー「心白」(大阪市西区土佐堀1、TEL 06-6147-6307)が10月7日、大阪・肥後橋にオープンした。運営はサーチライト・プロモーション&デザイン(中央区北浜)。
土佐堀川沿いに新築されたビルの5階に店を構え、日本酒をワイングラスで提供する同店。店舗面積は17坪。席数は32席(テーブル18席、カウンター8席、ソファー6席)。
日本酒は、オーナーの八木重行さんが全国の酒蔵から取り寄せ、常時50~60種類を店頭に並べる。価格は60ミリリットル350円~。雑味がなく、フルーティーな吟醸造りの酒を中心に提供することから、酒造好適米の中心部分の呼称「心白」を、そのまま店名にした。
自社で運営するカルチャーサロンでは3年前から、日本酒の飲み比べ会を開講。八木さん自身も蔵元を巡り、仕入れた知識と共に日本酒を提供しているうちに人気講座となった。受講者の8割以上が女性で、日本酒をたしなみたいニーズを実感し、出店を決めたという。
ターゲットは30~50代の女性オフィスワーカー。 「日本酒だからといって居酒屋風にせず、コンクリート打ちっ放しのビルが持つ雰囲気を生かした。川沿いで夜景もきれいなので、女性がおしゃれに飲むシーンを作れる。日本酒の世界への敷居を下げたい」と店づくりにこだわる。
オープン後は、「イベントを通して小さな酒蔵の商品を披露するなど、作り手とお客さんのパイプ役となり、日本酒の発信基地にしていきたい」と意気込む。
営業時間は17時~23時。日曜・祝日定休。