卵巣がんの予防啓発イベント「女性薬剤師と話せる1日限りのランジェリーショップ」が5月19日、大阪・本町の女性向け薬局「レディーファーマシー」(大阪市中央区安土町3、TEL 06-6282-7203)で開催される。
ランジェリーをトリガーに婦人科系疾患の啓発に取り組むエクラ(大阪市西区)と共催する同イベントは今回で3回目。5月8日の世界卵巣がんデーに合わせ、毎年5月に実施している。
イベントでは、世界卵巣がんデーのシンボルカラー「ティールブルー(青緑)」にちなみ、ブルー系のインポートランジェリーやオリジナルの布製パンティライナーを販売するほか、女性薬剤師が女性特有の体の変化や美容に関する悩み相談を受け付ける。当日売上の一部は卵巣がん体験者の会「スマイリー」に寄付する。
国立がん研究センターによると、卵巣がんには科学的に根拠のある検診方法が確立されておらず、初めはほとんど自覚症状がないため、下腹部にしこりが触れる、おなかが張るなどの症状がでる場合は、すでにがんが進行していることも少なくないという。
同薬局では毎月、月経に関する相談会「ほんまち月経研究所」も主宰する。薬局長の津田充加さんは「卵巣がんは子宮がんや乳がんと比べて認知度が低い。すてきなランジェリーを見ながら、おしゃべりする感覚でカウンセリングし、排卵の仕組みや卵巣そのものに意識が向くよう促していけたら」と話す。「体の変化に目を向けるきっかけは多い方がいい。気軽に相談できる場として女性に寄り添いたい」とも。
イベント当日の営業時間は12時~17時。女性限定。