中小製造業向け海外展開支援講座「『大阪・関西発』ものづくり企業 海外展開ワークショップ」が4月19日、「淀屋橋三井ビルディング」(大阪市中央区今橋4)6階のセミナールームで開催される。
主催は起業家支援の「デロイトトーマツベンチャーサポート」(東京都千代田区)。大阪府東大阪市と八尾市が後援する。初回となる今回は、事業計画の作成などを助言するセミナー形式での開催。同社の持つスタートアップの支援手法を使い、大企業との提携につながる事業計画の作成やプレゼンのノウハウなどを提供。参加者はワークショップ形式で各社の事例を検討する。
プラットフォーム事業部海外展開支援チームリーダーの大野祐生さんは「昨年、ドイツの大手自動車メーカーと日本の企業8社をマッチングしたところ、うち5社が実証実験に向け話し合いを進めている。そうした経験から、双方の課題や技術を事前に把握し、情報を必要としている海外企業に必要とされる技術を持つ企業をつなげば、成約の角度が高まると考える」と話す。
今後、2回目は5月16日、3回目は6月に開催し、ニーズや課題を抽出して継続的に中小製造業と海外の企業や政府機関がマッチングできる仕組みを作り根付かせていくのがねらいという。
大野さんは「海外展開に関する適正な情報を提供し、さらに海外展開に興味がある企業同士でつながりを持ってほしいと思っている。興味があるけどどうしたらいいのか分からないという方にも、まずは参加してほしい」と呼び掛ける。
定員は100人。受講無料。応募締め切りは4月18日。