「中央区オリジナル婚姻届」の配布が3月1日、大阪市中央区役所(大阪市中央区久太郎町1)で始まった。
既にオリジナル婚姻届を作成済みだった東淀川区を除く大阪市内の23区で一斉にデザインを募集・決定し、同日に配布を始めた。中央区では66作品の応募があり、選考委員によって選ばれた3作品から投票で決定した。
選ばれたのは大阪市立工芸高校ビジュアルデザイン科2年生の中西桃乃さんの作品。タイトルは「大阪市とうさぎ」で、ハートの風船を持ったウサギの夫婦のイラストや大阪市のマークがデザインされている。
選考は、印刷やコピー時の視認性やバランスの良さ、丁寧さ、中央区らしさ、新生活を祝うものとなっているかなどの基準で行われたという。投票は、区役所のロビーや、中央区公式ツイッター、地域の子育てサークル、区主催の講演会などで実施し、計858票中349票を得た中西さんの作品が採用された。
2012年11月から設置している婚姻届の記念写真撮影コーナーは、昨年11月22日から日付入りにリニューアルした。記念日の記録用として来庁者が自由に撮影できる。
婚姻届とセットで、互いの好きなところや思い出の場所、プロポーズの言葉などを記録できる「届出記念シート」を配布する。記念シートは婚姻届と同じイラストのほか、四隅には中央区の花である梅の花と中央区のキャラクター「ゆめまるくん」をデザインしている。
窓口サービス課長の宮沢圭史さんは「レベルの高い作品が多く、選考は大変難しかった。届出記念シートと一緒に配布することで、2枚とも楽しみながら記入してもらえたら」と話す。